代謝を上げるために抑えておきたい食事法

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代謝を上げる食事方法をご紹介

運動をすることでエネルギーが多く消費されるというのは、皆さんご存じかと思います。

ですが、人間が普通に生きてゆくだけでもエネルギーは必要です。今回は、この生きるために必要なエネルギーを燃やす代謝と、効果的に代謝を上げる食事方法について解説します。

たとえば、椅子に座って考え事をするだけでもお腹が空きますよね？　

脳を働かせていることはもちろんのこと、肺で空気中の酸素を取り込んだり、血液を身体中に行き渡らせるために心臓を動かす等といった人間が生きるために必要な行動は、全てエネルギーを消費することで行われているからです。これを基礎代謝といいます。

この他にも、取り込んだ栄養をエネルギーに変えて身体を構成するもの……細胞を新しいものに作り替えて古いものを破棄する新陳代謝、通勤・通学などの移動やスポーツだけでなく、冷蔵庫を開ける、入浴するなどといった日常生活で身体を動かすために使われるエネルギーを生活活動代謝と呼びます。

このように、食事をすることなどで取り入れたエネルギーが、身体の中で消費されることを代謝と称しているのです。

エネルギーが消費されず、必要以上に体内に蓄えられてしまうのが肥満と呼ばれる現象。つまり、代謝を上げる＝太りにくい体質を手に入れることに繋がるのです。

体内に蓄えられた脂肪を燃やし、エネルギーに変えてくれるアミノ酸。

脂質・糖質・タンパク質の代謝をサポートして効率的に消費するのに役立つビタミンＢ群。

基礎代謝を高める働きをもつ甲状腺ホルモンの構成成分であるヨウ素。

これらを積極的に取り入れることで、食事での代謝アップが可能とされています。

・アミノ酸を多く含む食べ物
豚肉、鶏肉、魚介類、牛乳、大豆等。魚介類では特にカツオ・しじみ、あさり等

・ビタミンＢ群を多く含む食べ物
豚肉、レバー、卵、まぐろ、かつお、鮭、しじみ、あさり、牡蠣、きな粉、緑黄色野菜等

・ヨウ素を多く含む食べ物
昆布、わかめ、ひじき、海苔、まぐろ、まだら、いわし、さば等

代謝を上げるための食べ物をただ食べるだけでは、本当の代謝アップ効果を得られません。そこで、代謝を上げるための食事法を紹介します。

代謝を上げるためには、体温を上げてエネルギーを燃やす必要があります。ところが、朝食を摂らないと体温が上がりにくくなってしまうのです。

とはいえ、朝は忙しくてなかなか時間が取りにくいという方も多いでしょう。そこで、前日のうちにゆで卵のように食べやすく簡単に作れるものを準備しておき、緑黄色野菜や果物のジュースと一緒に食べましょう。

もっとしっかりとした朝食を食べたいという方には、ご飯と納豆、わかめのお味噌汁などが理想的な朝食としておすすめできます。

「代謝を上げるために役立つ食べ物」の中でご紹介した通り、肉や魚には代謝を上げる効果の高い栄養素がたっぷりと含まれています。

昼食で摂取したエネルギーは、人間が一日活動する中で最も消費されやすいという性質を持っています。つまり、代謝を上げるために最適だということです。

例に挙げた中でも特にカロリーの高い肉は、この時間帯に食べておきましょう。

夜は、翌日に備えて栄養を蓄える時間帯です。ここで食べ過ぎてしまうと、せっかく代謝を上げる食べ方をしていても台無しになってしまいます。

そこでおすすめなのが魚介類。特にまぐろやかつお、鮭には代謝を上げるために役立つ栄養素の他に、オメガ３脂肪酸と呼ばれる良質な油が含まれています。

オメガ３脂肪酸は、脳の満腹中枢を刺激する効果があり、食べ過ぎを防いでくれるのです。

いかがでしたか？

食事で代謝を上げる方法について、理解していただけたでしょうか。