お酒を飲んでも痩せる方法

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お酒を飲んでも痩せられる方法があります

「ビール腹」などという言葉があるように、お酒はカロリーが高く、健康にも良くないというイメージが定着していますが、お酒を飲んでいるのに痩せている人は大勢います。

大酒飲みなのにスマート体型な人を見て、疑問に思ったことはありませんか？

今回は、お酒を飲んでも痩せられる方法と、避けたほうがよいお酒の飲み方について解説したいと思います。

まずは、実際にお酒のカロリーがどの程度なのか見てみましょう。
１日あたりの節度ある適切な飲酒量は、純アルコールで20g程度とされています。これを踏まえて、さまざまなお酒の飲酒適正量とカロリーを算出したのがこちらです。

・日本酒（162ml）……167kcal
・ビール（472ml）……217kcal
・ワイン（219ml）……160kcal
・焼酎（100ml）　……147kcal
・梅酒（192ml）　……300kcal

ビールはジョッキ一杯分、ワインは1/4本分です。大人用茶碗一杯分のご飯で235kcal、サーロインステーキ200gで596kcal。

これらと比較すると、確かにお酒は高カロリーだと言えるでしょう。この数字を見れば、お酒を飲むと太ってしまうと思うのも無理はありません。

ですが、お酒が太る原因だと考えるのは間違いです。実は、お酒のカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれ、身体に蓄えられにくい性質があるのです。

アルコールには栄養素がほとんどないため、脂質やたんぱく質などのように身体に蓄えられず、燃焼してしまいます。

お酒を飲むと、全身が熱くなりませんか？　それは、体内に入ったアルコールが燃えているからなのです。このような性質を持ったカロリーをエンプティカロリーと呼びます。

お酒はエンプティカロリーだから、身体の中で脂肪に変わりません。では、どうしてお酒を飲むことで太ってしまうのでしょう？

まずは、飲み過ぎからくるカロリー超過。お酒に含まれるアルコール自体はエンプティカロリーですが、お酒の種類によっては糖質がどっさりと含まれているからです。

そこで、先程カロリーを比較したお酒の一覧を見てみると……。

・日本酒（162ml）……5.8g
・ビール（472ml）……16.8g
・ワイン（219ml）……白4.4g、赤3.2g、ロゼ9.3g
・焼酎（100ml）　……0g
・梅酒（192ml）　……39.8g

茶碗一杯分のご飯に含まれる糖質は55.2gです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」において、身体がどうしても必要とする糖質の量は、一日で推定100g程とされています。

ジョッキ一杯のビールに含まれる糖質は16.8g。それだけで、一日に最低限必要な糖質の1/6を摂取してしまう計算になります。ビールをガブ飲みしてビール腹になる、というのも頷けますね。

ビールや梅酒とは逆に、糖質がほとんど含まれていないお酒もあります。それが蒸留酒です。

上の一覧にもある焼酎の他、ウイスキー、ブランデー等が該当します。蒸留酒ではありませんが、赤ワインも比較的糖質の少ないお酒です。

このように、カロリーだけに惑わされず、お酒に含まれる他の成分に注目するのが、お酒で太らないためのコツです。

お酒が体内に入ると、すぐに身体がぽかぽかしてきます。これは、身体が摂取したアルコールを優先的に分解しようとしているからです。では、一緒に食べているおつまみはどうでしょう？　そう、消費が後回しになってしまうのです。

消費されないということは、栄養が使われずに体内に残り続けてしまうということ。余った栄養分は脂肪に変わって身体の中に蓄えられてゆき……肥満の原因になるのです。

そのため、お酒を飲む時に食べるおつまみは、できる限りカロリーの低いものを選ぶと良いでしょう。具体的には野菜のサラダやお刺身がオススメです。

中でもまぐろの赤身、たこわさ、甘エビ、サーモン、鰹のたたきは低カロリーながら身体に良い栄養素がたっぷり含まれており、健康に良い痩せ方のサポートをしてくれる優良食材です。組み合わせ次第で、お酒を飲みながらでも痩せることができるのです。

いかがでしたか？

お酒の飲み方、おつまみの食べ方を工夫するだけで太らない、痩せるコツについて、理解していただけましたでしょうか。